SONY ST-S555ESX

SONY ST-S555ESX をゲット!



SONY ST-S555ESX と ST-S333ESX の違い



カバーを開けてみました



修理

  1. 故障原因を調査しました。 マニアにとっては、これは非常に楽しい時間です。 今回、特に役に立ったのは 100MHz のシンクロスコープです。 FM チューナーの中間周波数は 10.7MHz なので、100MHz の観測帯域があれば十分です。

  2. FM 検波部 ・・・右の回路図をクリックすると元の pdf ファイルが見られます。

  3. MPX 部を疑って若干の部品交換交換&調整 ・・・右の回路図をクリックすると元の pdf ファイルが見られます。

  4. 4066B の電源電圧を測ると +8.07V と +0.45V でした。 アナログ回路設計屋の立場で考えると、+8V と -8V が正解ではないか ・・・ここがおかしい!!!

  5. 故障していた電源部のコイルは 33mH でしたが、私のドラエモンのポッケに同じような形の 39mH があったので、それと交換したら問題なく動作しました。

  6. 若干、操作スイッチの経年劣化(接触不良)を感じましたが、それほど悪い状態でないので、このまま使うことにしました。 本格的に悪くなったらタクトスイッチを交換しようと思います。



調整

写真の FM/AM 標準信号発生器 Panasonic VP-8175A (以下 SSG)、 FM Stereo 信号発生器 MEGURO MSG-2170、 周波数カウンタ ADVANTEST TR5822 を使って調整します。 10年も経つとコイルやトリマはズレます。

  

  1. FM 同調点の調整

  2. FM フロントエンドの調整

  3. FM PLL 検波部の調整

  4. FM MPX 部の調整

  5. WOIS 歪補正の調整

  6. シグナルレベルメータの調整

  7. AM 部の調整



使ってみました



レベルメータ



仕様