2008年4月8日、ヤフオクで
SONY ST-S333ESA
の故障品が15,000円でした。
作りは非常に良いです
写真をクリックすると拡大写真を表示できます。
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ST-S333ESG と比べて内部はどこが変わったのか判別できないほど、全く同じに見えます。
回路構成は同じで、部品の配置、部品名までほぼ完全に一致します。
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全体的にグレードの高い電解コンデンサを使っています。
（緑色 - ニチコン MUSE 85℃, 黒色 - ニチコン NEGATIVE BLACK 85℃, 青色 - ニチコン VX 85℃）
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使用 IC のロット番号より、1993年製と判明しました。
電源ケーブルの製造マーキングも1993年でした。
| メーカ | IC | 機能 |
| NEC | uPC1163HA | FM IF Amplifier |
| uPD75108CW | MCU | |
| SANYO | LA1235 | FM IF System |
| LA1245 | AM Electronic Tuner | |
| LA5667 | Multifunction Multiple Voltage Regulatoor | |
| SONY | CX7925B | PLL Direct comparator |
| CXA1064 | PLL FM MPX Stereo Demodulator
SANYO LA3450 と同じ |
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4連バリキャップ方式で、同調回路はトラッキング調整できます。
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オール FET の以下の構成で、豪華です。
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取扱説明書には [トラッキングエラーを補正します] と簡単に書かれていますが、これを解説します。
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普通、バリキャップ同調回路の VT 電圧は RF/OSC のいずれも同一電圧で制御します。
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PLL シンセサイザ方式では原理的に OSC は放送局とピッタリ同調します。
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RF は若干トラッキングエラーしていることがあります。
RF は放送局とピッタリとは合ってない可能性があるということ。
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PLL シンセサイザ方式では原理的に OSC は放送局とピッタリ同調します。
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SST 回路で以下のように改善します。
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[RF 用 VT 電圧] と [OSC 用 VT 電圧] の2つの VT 電圧で駆動します。
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PLL シンセサイザ方式では原理的に OSC は放送局とピッタリ同調します。
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[OSC 用 VT 電圧] を補正して、放送局とピッタリ同調する [RF 用 VT 電圧] を作成し、RF 同調します。
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具体的には、放送局の受信レベルがピークになるオフセット電圧を加える補正をします。
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具体的には、放送局の受信レベルがピークになるオフセット電圧を加える補正をします。
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これにより、フロントエンドで発生する RF 歪を最小限に抑えることができます。
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[RF 用 VT 電圧] と [OSC 用 VT 電圧] の2つの VT 電圧で駆動します。
以下の3つのモードがあって メチャメチャ豪華 です。 [CF201] [CF202] はユニフェーズ CF です。
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IF BAND：WIDE / stereo 時 (赤文字の部分は stereo WOIS 回路)
(FE)→[FET]→[CF201]→[uPC1163HA]→[CF202]→[uPC1163HA]→ [IFT202]→[IFT204] →[LA1235]
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IF BAND：WIDE / mono 時 (赤文字の部分は mono WOIS 回路)
(FE)→[FET]→[CF201]→[uPC1163HA]→[CF202]→[uPC1163HA]→ [IFT201]→[IFT203] →[LA1235]
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IF BAND：NARROW 時
(FE)→[FET]→[CF201]→[uPC1163HA]→[CF202]→[uPC1163HA]→ [CF203]→[FET]→[CF204] →[LA1235]
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PLL 検波で、フィードバック制御できる方式です。
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PLL 検波は回路が複雑になりますが、音が良いです。
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CXA1064 を使った高性能 MPX です。
CXA1064 は
SANYO LA3450
と同じです。
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LA1245 で全てを構成します。
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AM フロントエンドの RF トラッキング調整はできますが、OSC トラッキング調整はできない構成です。
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基板左下の電気二重層コンデンサ [ELNA 0.1F 5.5V] でバックアップします。
SONY デザイン
で気品があります。
F 端子、RCA 端子などの端子類は金メッキされており高級感あります。
