aiwa PV-PF288

sigmarion U 用 PC接続ケーブル(RS-232C)

2003年1月17日、sigmarion U 用「PC接続ケーブル(RS-232C)」を入手しました。 もちろんジャンク市場による格安仕入れです。 売価4,400円で売られているものです。 なぜこんなに高いのだろう。 DoCoMoはシグマリを安価で販売しておいて、ケーブルで儲けようという魂胆みたいです。

購入目的は sigmarion U をアナログモデムに接続するためです。

アメリカ旅行してホテルから確実にネット接続できる手段は、やはりアナログモデムしかないです。 このために CFサイズモデムを購入するのは以下の理由で躊躇します。

私は合理的に考えると の理由により sigmarion U のシリアルポートから通常のアナログモデムに接続したほうが正解だと思うのです。



aiwa PV-PF288

sigmarion U に使うモデムは2003年1月18日に HARD-OFF 越谷花田店 のジャンクコーナーで買った「aiwa WORLD COMM PV-PF288」です。 28.8Kbps DATA/FAX モデムです。 取扱説明書とFAXソフトが添付されていたので、ちょっと高いです。 500円でした。

この写真のようにパームサイズです。 パームサイズなので小さく軽いです。 120x26x94mm 140g

しかも乾電池駆動可能です。 この乾電池駆動タイプは現在では販売されていないので、とっても貴重なモデムです。 単3アルカリ電池4本で連続5時間使用できます。

乾電池以外にも出力DC9.5VのACアダプタで使うこともできます。

コネクタ類は標準的なものです。

モバイル用途らしく電源自動ON/OFFの機能があります。

デフォールトエラー訂正プロトコルも「NONE / AUTO / MNP」を選択できます。

これが中身です。 ロックウェルのモデムチップが使われています。

規格は「ITU-T V.21/V.22/V22bis/V.32/V.32bis/V.34/V.42bis」「BELL 103/212A」「V.FC」「MNP5/MNP10」です。 モバイル用途を考えてか MNP10 がサポートされています。



やっと、接続試験です

なぜ、28.8Kbpsモデムを使うんだ・・・というご意見があるかもしれません。 アメリカは電話回線の品質が日本よりはるかに悪いんです。 56Kbpsのモデムで接続しても20Kbps出たらいいところ・・・の感覚です。 28.8Kbpsモデムで十分です。 不思議なのが、こんな事情なのに 56Kbps規格を制定したのはアメリカなんです。 アメリカでの 56Kbpsは単にコマーシャル性だけですね。

ところで sigmarion U のRS-232Cケーブルは「PC接続ケーブル(RS-232C)」とあるように、クロス接続なのです。 これをストレートに戻さないとモデムに接続できません。 ここはブランド物のヒューレットパッカードの「5181-6642」という 9Pin--25Pin クロス変換コネクタを使いました。 このコネクタは HP-200LX 用なのですが、HP-200LX もシリアルケーブルはクロスなので、そのまま使えます。

早速動作試験です。 sigmarion U のダイヤルアップ設定はとっても簡単です。 ダイヤルアップ先をY!BBのAPにしました。 「ピーゲロゲロ」ですんなり接続完了しました。 チェックに http://kitaguchi.ddo.jp/ の自宅サーバーをアクセスしてみました。 何の問題もなくアクセスできました。

それにしても不思議な気分です。 だってY!BBのADSLに接続した自宅サーバーを、同じ電話線のアナログ側からY!BBのAPに接続してアクセスしているのですから。 sigmarion U からウェブのボタンを押すと自宅サーバーのアクセスランプが点滅します。 確かに動いていることが理解できました。



まとめ