Dell Dimension 4600C 注文〜到着まで
前回、
メインパソコン
を買ってからほとんど丸3年になりました。
私の持論はパソコンは3年で買い換えるべき・・・です。
やっと喪が開けそうなので新パソコンを物色していました。
巷では49,800円の
e-machines
が安そうだ。
でもスペックをよくみると Celeron 2.2GHz なんですね。
Pentium4 2.4C GHz マシンは 84,800円もするのか(N4488)・・・溜息!
しかもスペックは Pentium4 2.4C GHz / Memory 256MB / HDD 80GB と、ともかくメモリが足りません。
しかも HDD が ATA100 と言いながら 5,400rpm ではないか?!・・・と言う事でしばらく模様眺めしていました。
2003年7月29日、読売新聞朝刊をみていたら
Dell Dimension 4600C
の広告がデカデカと新聞の1ページに掲載されていました。
なになに、
HTテクノロジ Pentium4 2.4C GHz + 512MB デュアルチャンネル DDR-SDRAMメモリ + 15"TFTモニタ
で期間限定(8/4まで)たったの
99,800円
だと・・・ウーン!!!
スペック詳細を見てみると
- HTテクノロジ Pentium4プロセッサ 2.4C GHz
- 512MB デュアルチャンネル DDR-SDRAMメモリ(256MB×2)
- ATA100 7,200RPM 40GB HDD
- CD-ROMドライブ
- デル純正 15インチTFT液晶モニタ
- USB2.0ポート×8
- オンボードネットワークコントローラ(100Base-TX/10Base-T)
- チップセット Intel 865G
- FSB 800MHz
- オンボード AD1980 AC97 Codecサウンド(5.1チャネルサラウンドサウンド)
- オンボード 865G チップセット内蔵のグラフィックス(Intel Extreme Graphics)
- ロープロファイルPCI×1、AGPスロット×1
- パラレルI/F
- デル純正 キーボード + マウス
- Windows XP Home Edition 日本語版
と、これだけあれば問題ありません。
こりゃ〜すぐ使えるな。
これだけのスペックがあれば一般的には現時点での最高スペックでしょう。(Pentium4も3.2GHz もありますが、まだまだ一般的ではない・・・ということで。)
今のマシンと置き換えるのに少し問題があります。
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フロッピドライブがない!
最近のマシンはフロッピドライブは無いのが標準みたいです。
確かに月に1回も使わないですね。
4,000円で外付けUSBフロッピドライブがあるのですが、月に1回の頻度だとやはり不要と判断しました。
最近では USBメモリや USB-HDでデータ交換しているので、やはり不要だなぁ〜。
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RS-232Cポートがない!
これは困りますが、そのうち USB/RS-232CC変換器で対処します。
以上の問題は、とりあえずは Windows2000 のサブマシンがあるので大きく困ることはないです。
うれしいことに
USB2.0 ポートが前面2ポート+背面6ポート=合計8ポート
あるので、今後は USB命!でいきます。
早速、同日申し込みしました。
スペックのうち、CD-ROM → CD-R/RW(+7,000円)、40GB HDD → 80GB HDD(+4,000円)と変更しました。
「納期は1〜2週間です。」とのこと、8月9日からの夏休みの楽しみができたな・・・。
7月31日、Dellから注文請書が郵送で届きました。
チェックしてみたところ、私の指示通りだったので安心しました。
おそらく現在、チャイナで組立て中と思います。
たぶんシンセンだと思います。
物流は佐川の国際物流のはずです。
保証規定が1年間はオンサイト保守、続く2年間はセンドバック修理で合計3年保証です。
3年で買い換えるのでこれで十分な保証です。
おまけに3年間パーツ保証もありますが、私の場合半年もしたら構成がかなり変わっていると思うので、どうでも良いです。
と思っていたら、なんと!8月1日に品物が到着してしまいました。
たったの3日で届いてしまった。
旧PCから新PCへの環境移行
品物が早く到着しすぎたので、夏休みに楽しんでやろうと思っていた、旧PCから新PCへの環境移行を8月1日夜から徹夜でやって苦しむことになりました。
8月3日、もうかなり睡眠不足の状態で、旧マシンから今回のマシンに環境移行が完了しました。
ICQを使えるようにしたのがラストの設定でした。
あ〜疲れた!!!
<環境移行のメモ:ご参考>
Dell Dimension 4600C はブックタイプなので、旧マシンのハードディスクをセカンドにして接続し、そこから必要データや設定データをコピーすると言う荒業ができません。(やってやれないことはないのですが超面倒!)
考えられるのは旧マシンを LAN接続しファイル共有設定して LAN経由データを持ってくる・・・理論的には正しいのですが、これはうまくいきませんでした。
Windows-XP のチェックが厳しくて Program Files ディレクトリと Windows ディレクトリのアクセスを拒否されます。
この2つのディレクトリを丸ごとコピーできなきゃ意味がないです。
そこで知恵を絞った結果、Windows-XP おまけの Back-up ツール(アクセサリに標準で入っています。)を使いました。
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新マシンに Windows-XP Pro をインストール。
Dell Dimension 4600C には標準で Windows-XP Home が入っていたのですが、こんなの使う気がしませんのでバサッと消しました。
Dellに注文する時「OSとキーボードとマウスは要らない。」と言ったのですが許してくれませんでした。
本当に無駄です。
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旧マシンで一旦Cドライブの全ファイルをEドライブにバックアップする。(旧マシンにはセカンドドライブが接続されています。Cドライブに余裕があればCドライブにバックアップファイルを作ることも可能。)
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Eドライブにバックアップされた全ファイルを新規作成したディレクトリに展開する。
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新規ディレクトリごとLAN経由で新マシンにコピーする。
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新マシンで新規にアプリケーションソフトをインストールしてから、これらの必要なデータをそれぞれのディレクトリにコピーする。
どれが必要なデータか見極めるには、新旧アプリケーションディレクトリのファイルを日付順でソートして比較すればよろしい。
以上の手順で無事全ての環境とデータを丸ごと移行できました。
ただし、膨大な時間がかかります。
こんな面倒なことをやるのは、やはり新しいマシンはクリーンインストール状態で使いたいのです。
今の完璧な状態を外付けUSB2.0 120GB ハードディスクにバックアップしました。
記念です。
なお、今回注文の Dell Dimension 4600C のハードディスクは 80GB なのになぜ 120GB の外付けドライブにセーブするの?と思う方がいるかもしれません。
私の外付けドライブの使い方は完全にバックアップ装置なのです。
PC内臓のハードディスクよりも大きな外付けディスクにセーブし、バックアップの世代管理をします。
バックアップ装置にテープ装置とかMOを使うとハードディスク装置より高額になるし取り扱いも面倒です。
ハードディスクのバックアップにはハードディスクが一番良いのです。
Dell Dimension 4600C の評価
Dell Dimension 4600C 概観です。
前面はパワースイッチとHDDアクセスランプしかなく、ノッペラボウです。
しかし、前面パネルはオープンでき、ここにCD-R/RWドライブがあります。
下側にUSBコネクタ×2個とステレオヘッドホン端子があります。
背面には[S/PDIF(光オーディオ出力)][パラレル][VGA][PS/2 KB][PS/2 Mouse][5.1ch Audio×5][USB2.0×6][100Base-TX/10Base-T][AGP][PCI][Power]コネクタが所狭しと並んでいます。
セットされていた 15インチTFTモニタ E151FPb です。
最近の流行のスリムタイプで、電源が内蔵されているにも関わらずコンパクトで軽いです。
見え方は解像度・コントラスト共に良好です。
ちょっと画面が明る過ぎる傾向がありますが、日中でもよく見えます。
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操作感
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やっぱり速いです!!!
これはチップセット865Gがデュアルポートメモリをサポートしているので、メモリ転送速度が 6.4GB/秒 確保できるためと思います。
特に Dimension 4600C では 865Gチップセットにグラフィック機能が搭載されており、これがメインメモリを使うのでデュアルになっている効果が出ます。
普通に使う分には内臓グラフィックで十分な速度が出ています。
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Dell Dimension 4600C への作業も落ち着いたので、電源ONから使えるようになるまでの時間を実測してみました。
立上げに要する時間: 30秒(実測)
でした。
この値は Office を実装し、ICQを自動立上げにして計測したものですから、Windows-XP 立上げまでの正味は20秒くらいだと思います。
今までの P3-733MHz の数分と比べると雲泥の差です。
やはり速いです!!!
Dell Dimension 4600C はトータルバランスが良いです。
スペック以上に速く感じます。
正解でした!!!
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Windows-XPは時々おかしな挙動をします。
突然画面リフレッシュを勝手に行うなどです。
この時、キーボードもマウスもロックされて使えなくなってしまいます。
P3-733MHz ではこのような時1分近く操作できなくなりますが、Dimension 4600C では10秒以内に復帰します。
これがP3マシンを使った時とP4マシンを使った時の差です。
普段使うにはP3マシンでもストレスはあまり感じませんが、パニックになった時の復帰が大きな違いです。
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ところで
865Gチップは2003年5月末の発表
です。
これがもう既に DELLマシンに使われています。
早い対応ですね。
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動作音
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全然音がしないという訳ではありませんが、とっても静かです。
まず排気ファンの動作音ですが、どうもファンコントロールしているようで、背面に手を当ててみると、風がソヨソヨと軽く流れている時とターボごとき強風が流れている時があります。
エスカルゴファンを使っているようです。
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ハードディスクの動作音はたぶん流体軸受だと思うのですが、とっても静かです。
ヘッドシーク時昔のカラカラ音ではなく、グルッグルッと低い音です。
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このパソコンをサイド机の上に乗せて使っていますが、騒音感はほとんどありません。
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メンテナンス性
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筐体のカバーを開ける時もタワー型では大仕事ですがブックは楽です。
写真のようにドライバーなしで簡単に開きます。
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昔は大きいことはイイことだ・・・とメインマシンはタワー型ばかり使っていましたが、もう今後はこの程度のブック型でよいと思っています。
手元に設置できるので、背面の面倒なコネクタ接続もラクチンです。
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大きさがノートになるとメンテナンス性と信頼性が悪くなるのでブック型が一番イイと思います。
Dell Dimension 4600C の設置
私はキーボードを NEC VALUSTAR F キーボードにして使っています。
Dell Dimension 4600C と Dell Optiplex GX110 の2兄弟が仲良くサイドキャビネットの上に並んでいます。
Dell Dimension 4600C は Windows-XPマシン、Dell Optiplex GX110 が Linuxマシンとして動作しています。
ブックサイズのおかげで、このようにパソコン背面のコネクタ配線がいつも手の届く所にあり、配線変更が簡単にできます。
スピーカの横に見える、上側がスイッチングHUBで、下側がCPU切替装置です。
CPU切替はキーボードから行え、Dell Dimension 4600C と Dell Optiplex GX110 を切り替えます。
スピーカも入力2系統で、Dell Dimension 4600C と Dell Optiplex GX110 の両方のサウンドを鳴らします。
DELLユーザサイトは以下です。
ひろくんの4の法則
パソコンを3年ごとに買い換えていると面白い法則に気が付きました。
- 性能は4倍に上がっていく。
- 必要メモリ容量は4倍に上がっていく。
- 必要HDD容量は4倍に上がっていく。
- 値段は1/4ずつ下がっていく。
名付けて「ひろくんの4の法則」です!
そうすると、次回2006年に買い換えるパソコンのスペックと値段は次のように予測します。
CPU: Pentium-X 10GHz
MEM: 2GB
HDD: 320GB
Price: 74,800円