BUFFALO WHR-1166DHP4

BUFFALO WHR-1166DHP4

BUFFALO WHR-1166DHP4 をゲット！

2019年5月22日、 BUFFALO WHR-1166DHP4 のジャンク品を見つけました。
- 税込108円だったのでゲット！
- 2017年4月発売で、発売時の定価は税抜7,800円でした。
- 状態は並みの中古で、ややスレが目立ちます。
- 付属品は無く本体だけです。必須の AC アダプタは欠品です。それで激安ジャンクなのでしょう。
- WHR-1166DHP を所有していますが、WHR-1166DHP4 ではビームフォーミング機能が追加されています。
IEEE802.11ac/a/b/g/n 対応 Wi-Fi ルータです。
- [11ac/5GHz 866Mbps] ＋ [11n/2.4GHz 300Mbps] ＝最大1,166Mbps です。
BUFFALO で2ストリーム 11ac 866Mbps 対応としては 最安値製品 です。
- 11ac 対応機種としては最低限の機能しかないエントリモデルです。コンパクトなのが取り柄です。
  - USB ポートがなく、HDD を NAS 化したり、プリンタサーバ機能というものが無いです。
- WAN ポートは Giga 対応ですが、LAN ポートは 100Mbps しか対応しておらず、ここがショボイところです。
  - 5GHz/2.4GHz 共に 11n に対応しており、2ストリームなので 5GHz 300Mbps + 2.4GHz 300Mbps としても使えます。
  - 11ac はせいぜい数 m しか届かず、実用的には安定的につながる、この 300Mbps + 300Mbps で十分と思います。
  - 11n 300Mbps の実効スループットは 100Mbps 程度なので、ショボイ LAN ポート 100Mbps も理解できます。
- それでも、Wi-Fi 専用機としは値段を考えるとかなりのコスパです。しかもハイパワーです。

端子やスイッチなど

アンテナ
- アンテナは内蔵しており、5GHz で 2×2 (送信2×受信2)、2.4GHz で 2×2 (送信2×受信2) です。
[AOSS] ボタン
- [ワイヤレス] ランプが点滅するまで (約3秒間)、[AOSS] ボタンを押すと、AOSS/WPS 待ち受け状態になります。
[ルーター ON/OFF] スイッチ
- [ROUTER] でルータ、[BRIDGE] でブリッジとして動作します。
- [AUTO] でルータ/ブリッジを自動的に切り換えます。切り換えるモードを間違うこともあるのでお奨めではありません。
- ブリッジモードでは、WAN ポートも LAN ポートとして使えます。
有線ポート
- WAN 1ポート、LAN 4ポートあります。
- WAN ポートは 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T に対応します。
- LAN ポートは 100BASE-TX/10BASE-T に対応します。 Giga 対応ではありません。
[RESET] ボタン
- 工場出荷初期状態に戻したい場合に使います。
DC 端子
- 適合 DC プラグは外径5.5mm/内径2.1mm タイプです。
- AC アダプタの型式は [WA-12M12FU] で、出力 12V 1A です。

ランプ

フロントパネルにある4つのランプの意味は以下の通りです。

ランプ	発色	点灯状態	内容
POWER/DIAG	緑	点灯	電源 ON (通常状態)
	緑	点滅	内部システム起動中
	橙	2回点滅	フラッシュ ROM 異常 (フラッシュメモリにアクセスできない)
		3回点滅	有線 LAN 異常 (有線 LAN コントローラ故障)
		4回点滅	無線 LAN 異常 (無線 LAN コントローラ故障)
		5回点滅	IP アドレス設定異常 (WAN と LAN のネットワークアドレスが同じため通信できない)
		連続点滅	ファームウェア更新中設定保存中設定初期化中
	-	消灯	電源 OFF
ワイヤレス	緑	点灯	無線 LAN 動作時/無線 LAN 通信時 (2.4GHz/5GHz 共に無線 LAN のセキュリティが設定されている)
	橙	点灯	無線 LAN 動作時/無線 LAN 通信時 (2.4GHz/5GHz どちらかの周波数帯の無線 LAN セキュリティが無効)
	緑	2回点滅	AOSS/WPS 待ち受け状態
	緑	連続点滅	AOSS/WPS 失敗
	-	消灯	無線 LAN 無効時
インターネット	緑	点灯	ルータとして動作中で、インターネットに接続されている状態
	緑	点滅	ルータとして動作中で、インターネットに接続されていない状態
	-	消灯	ブリッジとして動作中
ルーター	緑	点灯	AUTO (ルータ機能 ON/OFF 自動設定) で動作中
	橙	点灯	ルータとして動作中
	-	消灯	ブリッジとして動作中

使ってみました

外観
- 脚が固定されており外せません
  - 縦置き専用です。コンパクトなことから、これで十分です。
  - オモチャの雰囲気があって、とてもイイです。
- アンテナ内蔵なのでスッキリ
  - 5GHz のような高い周波数になると、外部アンテナではインピーダンス整合を取るのが大変です。
  - キチンと整合された内蔵アンテナのほうが良い結果が出る可能性が高いです。
Wi-Fi 対応規格と最大伝送速度
- 各々の無線周波数で以下の伝送規格をサポートしています。
- 5GHz の電波と 2.4GHz の電波は同時に飛ばすことができるので、[11ac/5GHz 866Mbps] ＋ [11n/2.4GHz 300Mbps] ＝ 1,166Mbps が最大となります。
  
  無線周波数 5GHz 2.4GHz
  
  規格 11ac 11n 11a 11n 11g 11b
  
  最大伝送速度 867Mbps 300Mbps 54Mbps 300Mbps 54Mbps 11Mbps
その他
- SSID は 5GHz/2.4GHz ごとに SSID1 と SSID2 の2つ設定できます。
  - SSID1 はメイン SSID で高度な暗号設定ができます。
  - SSID2 はサブ SSID で WEP しか設定できません。
- WDS 機能があるので中継機としても使えます。
使ってみて
- 購入時のファームウェアのバージョンは Ver.2.93 でしたが、最新の Ver.2.94 にアップデートしました。
- 11ac 866Mbps なのに Giga 対応は WAN ポートだけですが・・・
  - Wi-Fi 通信で高速に使うことに特化しており、LAN ポートはオマケと思います。
  - 高速 Wi-Fi 親機として使いたいなら、ルータ機能は OFF としてブリッジとして使うのが正解です。
    - ブリッジの場合、WAN ポートも LAN ポートとして使えるので、ここで既存の LAN と接続します。
    - WAN ポートはそもそも Giga ですから、1Gbps で既存の LAN とリンクできます。
    - ブリッジは何にもしないモードですから 1Gbps 近くのスループットが期待できます。上位機種と遜色ないはずです。
    - なお、ブジッジとして使う場合は DNS 設定もしましょう。 NTP を活かすには必要な設定です。
- 送信強度や受信感度は合格で、安定性も良好です。
  - 管理画面は設定しやすく、マニュアル不要です。
  - ブリッジとして動作させることで、激安 WHR-1166DHP4 が高級機同等の高速マシンに変身します。 入手してこれを試してみたかったのです。

ドキュメント

WHR-1166DHP4 取扱説明書

備忘録

工場出荷初期状態

	ROUTER	BRIDGE (WDS)
システムユーザ名	admin
システムパスワード	password
IP アドレス	192.168.11.1	192.168.11.100
サブネットマスク	255.255.255.0

工場出荷初期状態に戻す方法
1. 電源が入って動作状態であることを確認します。
2. [RESET] ボタンを [POWER/DIAG] ランプが橙色に点灯するまで (約3秒間) 押し続けて手を離します。
3. 自動的に工場出荷初期状態でリスタートします。

無線周波数	5GHz			2.4GHz
規格	11ac	11n	11a	11n	11g	11b
最大伝送速度	867Mbps	300Mbps	54Mbps	300Mbps	54Mbps	11Mbps