KENWOOD KT-7020 (2号機) をゲット!
2011年9月23日、KENWOOD KT-7020 の不動作品を1,400円で入手しました。
動作しないと聞くとどうしても欲しくなるのです。
たぶん私は病気です。
ショップのコメントは以下の通りです。
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FM/AM とも受信できません。
ジャンク品となります。
部品取りにいかがでしょうか?
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全体的に汚れなどがあります。
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付属品はありません。
外観&動作チェック
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外観チェック
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綺麗な逸品で、フロントパネルに傷がなく黒ヘヤラインアルミの色ムラもなく
美品
です。
チューニングノブの右上にある [DOWN] 文字の一部がハゲかかっているのが残念。
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チューニングノブは無傷です。
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天板はヘコミやキズがなく良好です。
ゴミの付着がありますがクリーニングで回復する程度です。
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リアパネルの RCA 端子にサビが出ています。
マイクロ研磨で回復する程度です。
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電源 ON にて動作チェック
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電源は入り、FM/AM とも問題なく受信できました。
同調ズレもありません。
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蛍光表示部の輝度は新品同様に明るいです。
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全ての操作ボタンの動作は正常で、チャタリング等はないです。
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「AM/FM とも受信できません。」というコメントは何だったのでしょう???
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修理する楽しみがなくなりましたが、再調整を楽しむことにします。
クリーニング
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端子類のサビは
ピカール
でマイクロ研磨して取り去りました。
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全体を
マルチクリーナー D413
でクリーニングして綺麗になりました。
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天板に透明カーワックスをかけました。
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ビニコート鉄板のため経年変化で左右サイドに若干ベトベト感が出ていましたが、これが解消しました。
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色ムラが出ていましたが目立たなくなりました。
再調整
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調整の仕方は
KT-7020 (1号機)
のページの記載通りです。
従って、ここでは調整結果だけを掲載します。
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RF 系のズレはそれほどありませんでしたが、再調整で若干感度が上がりました。
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ステレオセパレーションは再調整前 L=40dB/R=39dB (WIDE) だったものが下のように大きく向上し、音の解像度が上がりました。
項目 |
IF BAND |
L |
R |
単位 |
ステレオセパレーション |
WIDE |
67 |
67 |
dB |
ステレオセパレーション |
NARROW |
26 |
26 |
dB |
パイロット信号キャリアリーク |
WIDE |
-80 |
-75 |
dB |
オーディオ出力レベル偏差 (MONO) |
WIDE |
0 |
+0.03 |
dB |
使ってみました
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受信性能と音質は一級レベルです。
音に透明感と解像度感があり
クッキリ・ハッキリな音
です。
お奨めできます。
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地上アナログ TV 放送が廃止されたため、TV 音声付きチューナがゴロゴロ中古市場に出てくる予感がします。
KT-7020 が格安で出てくれば捕獲が吉です。
TV チューナ機能は使わなければよいだけのこと。